アトリエの様子をちょっとだけ公開&ひとこと日記。週3回更新目標!
(前年までの画像は右→に格納致しました)
20190624 ミニ作品
2年ぶりの更新。もはやこのホームページを見ている人もいないだろうからいっか★いう変な安心感。
2年間、制作していないわけじゃなく、ある意味作り続けている。しかし、描いてはいない。この↑ミニ絵画を描いてみて、絵具の扱いに鈍くなった自分に気付いて、喉の下が熱くなった。
描くこと(作家)、書くこと(仕事)を別の名前でやってったらいいんじゃないかと、割り切れてきた今日この頃。某美術館長に「女は男の4倍働いて、やっと認められる」と言われて、その通りだと思った。某ギャラリーオーナーの「今休む必要はないわ。死んだら休めるでしょう」には、警策で脳天を叩かれる思いがした。リスペクトする人たちには、自分の仕事に対する誇りと覚悟がある。作家と仕事、どちらも捨てられないなら、休まず4倍5倍動き続けるしか道はないのだろう。
20170211 2017年
ときどきふと、「なんでここにいるんだっけ」と思うときがある。
いまだに環境の変化に精神が追い付いていない。茨城、佐賀、長崎、そして埼玉からの東京。めまぐるしく過ぎた濃密な時間。
地域に縛られて足が重くなるのもよくないけども、もう少し地面が近くならないかな、と、そろそろ安定したくなってきた30の冬。けれども結局、頭一個分くらい前のめりに走って、博打を打ってばかりの人生だから、きっとまだ遠い遠い夢なんだろう。
いくつになっても雪をみるとウキウキしてしまう。口では「寒くて嫌ですねー」なんて言いながら。
昔読んだ、中谷宇吉郎の『雪』を思い出す。雪の結晶の研究から人口雪の開発まで、雪ひとつでも突き詰めると、ロマンと情熱溢れる大スペクタクルになる。
この世の事象すべて、不可解な“人間”も、突き詰めると大スペクタクルになるんだろうな。
突き詰めるっていうのが難しいけれども。ね。
20161023
「21世紀鷹峯フォーラム」オープニングからの、六本木アートナイト、からの二紀展・独立展。
ガイドブックでつなげる伝統工芸支援。芸術のような顔をしたアート。画壇という宗教。
お祭り好きな人々が六本木に大集結しておりました。同じ阿呆なら踊らにゃそんそん♪かな。
同じ伝統工芸支援でも、中田英寿のリバリューニッポンプロジェクトはよかった。
自分の足で地方を歩き、自分の耳で職人の声を聞き、自分のアタマで考え、自分の眼でモノを観る。
その上で語られる言葉のほうが、よほど重く深く、人々に響くと思う。
地方にいても、中央(東京)にいても、ホンモノというのは一握りだと感じる今日このごろ。
つまるところ、“アート”よりも、“芸術”に向き合っていきたい。ということ。
20160118
20160114
20160111
20160110 佐賀市のギャラリーシルクロ めでたい展
20160109 休日ぶらり in有田&唐津
有田ポーセリンパーク→河村美術館→名護屋城博物館のコースで行ってきました。
有田ポーセリンパークは大学以来2度目の来訪です。
連休初日の土曜日にもかかわらず人はまばらでしたが、ツヴィンカー宮殿の色絵磁器の間には、明治大正時代の絢爛豪華な大壺たちが鎮座しておりました。
マイセン人形に見惚れて一人でにやにや。
唐津城近くの河村美術館では、駐車場がわからず、それと思わしき場所に苦手な縦列駐車を何度も試みているところを職員の方々に見られてたらしく、
駐車場の案内から館内の案内までしていただき大変に恐縮でした。。
展示室は4つに分かれ、東洋美術展示室に日本画や唐津焼、西洋美術展示室にエマーユ(七宝)とメトラッハ窯のビアジョッキ、青木繁展示室に絶筆の油彩から水彩、かるた等、オープンスペースに佐賀の郷土作家と、実に多彩な展示内容でした。
村岡平蔵の風景画が、軽やかな筆致と平明な色彩で描かれていて魅力を感じました。
名護屋城博物館では「日韓やきもの交流展」を鑑賞。
20160108 休日ぶらり。図書館&美術館
諫早市の郷土作家、林田重正の回顧展。
柔らかで奥行のある色彩と、オールオーヴァーな画面構成が印象的でした。
郷土の作家を大切にしていく美術館っていいですね。
資料も多く、いい展覧会でした。これで観覧無料はなんだか得した気分。
20160107 ダムの夜景
20160104 茨城から長崎へ 旅の御供
今回の旅のおともは、古書店で見つけた白洲正子編集の『日本の名随筆5 陶』です。
白洲正子が“陶”をテーマに選んだ随筆をまとめています。筆者は、柳宗悦、富本憲吉、河井寛次郎、岡本太郎、浜田庄司、八木一夫、小林秀雄、青山二郎、幸田露伴などなど。
20160105 楽描き。
最近、江戸絵画が熱い。
盧雪の子犬を描いてみたら、なんだかブサイクになってしまいました。。
陶芸の絵付けもそうだけど、自由気ままな線はやはり魅力的。
ものを作る限り、無作為なんてあり得ないことだけれど、陶芸家も絵師も、描いて描いて描きまくる内に、作為を超えた無我の境地に達するのでしょうかね。
職業としての制作と、粉本や図案があるってとこが、現代とは大きく異なりますが、手を動かし続けるってのは何の分野でも大切なんだな。きっと。
20160103 カフェポステン 益子新春陶器市
今日のお昼は北条の古民家カフェ・ポステンへ。
昔の郵便局の建物を改装したカフェで、お冷のグラスからコーヒーカップまで作家ものの食器で提供してくれるハイセンスなカフェです。
その後栃木県益子の陶器市へ。
春や秋の陶器市とは違い、少しテントが出ているのみでしたが、ギャラリー緑陶里さんでの展示は現代的な感性の作が多く、楽しめました。
20160101 2016年の朝日。in宝篋山(つくば)
挫折を味わった2014年。
悲しみに溺れた2015年。
どこかで踏ん切りを付けて、ポジティブスイッチを入れよう!と思い立ち、初日の出を見に、新年の午前4時から登山を強行。
6時前には山頂に着き、甘酒をいただき、6時45分、万歳三唱とともに日の出を迎えました。
冷たく澄んだ空気に、朝日の優しい光が溶けて、何とも言えない多幸感を味わえて、スイッチオン。
2016年の目標は、シンプルに、「1日1日を大切にする」!
単純なようで難しい目標ですな。
1日が積み重なって一生になり、生きてるっていうのは時間があるってことだから。
いつか訪れるタイムリミットまで、時間を大切に、丁寧に使っていこうと思います。